中学近畿大会 1回戦 対瀬田北中学戦

今年の大会は、滋賀県野洲市の希望が丘スポーツセンターで行われました。

試合の結果を先に報告しますと 5-52 という結果で、残念ながら敗退しました。おそらく甲南として、これほどプレッシャーの厳しい対戦相手は初めての経験だったのではないか、と言うのがOBとしての感想です。オフサイドぎりぎり(レフリーの見逃しも多かった)でディフェンスに出てくる相手に、正面から向かって行った甲南のプレーは受身になることが多く、いつものキレのある甲南スタイルが出せなかったことが敗因でしょう。しかし試合を諦めず、終了間際の怒涛の攻撃でワントライを奪ったプレーは、これからの甲南の成長に繋がると確信しております。中3の諸君には、この経験を高校ラグビーで生かせてくれることを祈願してます。

試合の経過は以下の通り
瀬田北のキックオフで試合開始。
前半4分: 自陣10m付近のマイボールスクラムから左ライン攻撃の攻防で、甲南のハンドリングミスを相手に拾われ左中間にトライされる 0-7
8分:自陣22m付近のマイボールスクラムで、ハーフがダブルモーションを取られ、相手FKからBKが抜かれて中央にトライされる 0-14
13分:自陣マイボールスクラムからハーフがスクラムサイドを突くも、ノットリリースでペナルティを与え、相手タッチキックによるラインアウトからのモール攻撃を受け、左中間にトライされる 0-21
18分:自陣22m付近の相手スクラムからBKに回され、甲南も懸命にディフェンスするも防御を破られて中央にトライされる 0-28
21分:キックオフからの攻防で、連続してペナルティを貰い敵陣深く攻め込むがトライ奪えず、ここでハーフタイム

後半3分:甲南が早い動きでテンポよく攻め込み、敵陣22m付近でラックを形成するも、ラックからボールがこぼれ出た所を相手に拾われ、そのまま独走されて左中間にトライされる 0-33
6分:敵陣10m付近でペナルティを取られ、相手の好タッチキックのラインアウトから左に回されて左隅にトライされる 0-40

(ここから約10分間の両チームの攻防は素晴らしく、この時間帯ような動きが初めからできれば、僅差の試合になったと思います。)

16分:相手ゴール前の攻防で、相手にターンオーバーされてBKに回わされ、甲南BKのディフェンスの乱れをつかれ、ロングランを許し中央にトライされる 0-47
18分:キックオフのプレーで攻め込み、相手の連続の反則からクイックスタートを繰り返し、FW、BKが一体となった攻撃でようやく甲南が左中間にトライ奪う 5-47
20分:18分の攻撃リズムで継続して攻めるも、ハーフライン付近の相手スクラムから右ライン攻撃で抜かれ、右中間にトライされる 5-52 ここでノーサイド。(投稿者 川口)

田中OB会長からのコメントは以下の通り、
①これで解散するのは勿体無い、いいチームだった。
②劣勢のときの要因分析と対処をゲームの中でできない、経験不足か。
③この敗戦を糧にして、さらに飛躍して欲しい。

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