平生先生の言葉・・・大正15年1月、創立記念式で次のような創立趣旨を述べた。
(その中での一部より)
「本校においては、人格の修養に尤も重をおきます。健康の増進の大に力を用ひます。
知育の方面においては政府が規定せる制度の範囲内で、出来得るだけ各生徒の個性を尊重し、個性を傷つけずにその天賦の特性を啓発するよう教授をなすることを、我が校において教授の位に当たる諸先生方にお願いしているのです。
人格の修養に次いで最も大切なるは健康なり。健康の維持には精神的修養と、身体的鍛練必要なり。この鍛練にはSPORTS及武道こそ、最も適当なりと思う。
武道が古武士の精神の鍛練したるごとく、本校における武道も亦、同一精神を以て指導せざる可からず。
SPORTSも亦、勝負に拘泥せずして正々堂々として行い、男性的勇気と、SPORTSMAN SHIPとを以て行わざる可ならず。
単に勝敗を争わんとして卑劣の行為をなす如きは、わが校としては絶対に許すべからざるなり。」
そして、父兄会では「RUGBY FOOTBALL」は、余が推奨せんとするもの」と語っている。